電解質膜

炭化水素系電解質膜

搭載箇所

  • 燃料電池

BENEFITS

燃料電池車における
システム設計の自由度を、飛躍的に高める。

東レの炭化水素系電解質膜は、高耐熱性により燃料電池の作動温度範囲を広げ、冷却システムの簡素化や全体の軽量化を可能にします。低水素透過性と高い機械強度により、膜の耐久性が向上し、長期的な信頼性を確保。また、白金触媒の劣化を抑制することで、寿命延長やコスト削減、性能の安定化にも貢献。さらに、PFASフリーで環境規制にも適合し、持続可能な製品開発を実現します。
燃料電池車の高性能化と環境負荷低減を両立するこの技術により、開発者はより自由で効率的なシステム設計が可能になります。

特長

高温作動

東レ独自の炭化水素系電解質膜技術により、PEM型燃料電池の高温作動化を実現

高化学的耐久性

低水素透過性を持ち、機械強度に優れています。
先行して採用されているフッ素系膜の欠点である白金触媒劣化なども克服。燃料電池システムに長期的な信頼性をもたらします。

PFASフリー
(低ガス透過性)

従来のフッ素系膜は、水素透過性が高く、燃料電池システムの効率低下や寿命の短縮を引き起こす課題がありました。
一方、東レの炭化水素系電解質膜はPFASフリーでありながら、分子構造の最適化によって低ガス透過性を実現。これにより、水素の損失を抑え、燃料電池のエネルギー変換効率や耐久性を向上。

高重量出力密度 / 燃費向上

活用例

#01

燃料電池車:
航続距離の向上

燃料電池の作動温度引き上げは、冷却システムの簡素化や小型化を実現します。システム全体の軽量化・高出力化につながるため、航続距離の向上が期待できます。
また、低水素透過性により膜の劣化を抑え、メンテナンス頻度を低減。より快適で高性能な設計を提供できます。

#02

水電解セルの長寿命化

高温環境下でも安定した性能を維持する炭化水素系電解質膜の導入により、水電解セルの寿命を延ばすことが可能。結果的に、運用コストの削減につながります。

物性データ

PHYSICAL PROPERTIES

要求特性 基準フッ素補強膜 東レHC補強膜 付加価値
発電性能(V) 0.63 0.66
低ガス透過性(a.u.) 1 1/10 〇 燃費向上
化学的耐久性(h) 225 >1350 〇 耐久性
耐熱性(°C) 90 >150 〇 高温運転
非フッ素 × 〇 PFASフリー

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